目次
- profile
- SNS発信の主軸を「X」から「Instagram」へ。専門部署立ち上げと同時に始まった新たな挑戦
- フォロワー数だけで選ばない。インフルエンサーの「独自視点」が園の隠れた魅力を引き出す
- サファリパークの枠を超えて。園内営業部が目指す「付帯施設を含めた、1日中楽しめるパーク」の訴求
- 今後の展望:季節のイベントとインフルエンサー施策を連動させ、さらなる相乗効果へ
- まとめ(具体的な成果と今後の期待)
profile
群馬県富岡市に位置し、大自然の中で野生動物たちを間近に観察できる本格的サファリパーク。現在は「園内営業部」が中心となり、動物以外の付帯施設も含めた「1日中楽しめる施設」としての魅力を多角的に発信されています。
<今回お話をうかがった方>
群馬サファリ・ワールド株式会社 園内営業部 サービス推進課 課長 谷水直人様
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SNS発信の主軸を「X」から「Instagram」へ。専門部署立ち上げと同時に始まった新たな挑戦
―――インフルエンサーワークスを導入されたきっかけをお聞かせ願えますか。
谷水様:元々は自社のホームページやお出かけ体験予約サイトへの掲載、公式SNS、特にXをメインに告知を行っていました。しかし、園内で新しいイベントや施設を作っていく中で、臨場感や熱量をリアルタイムに届けきれないというもどかしさがありました。
動画訴求に強い「Instagram」をもっと強化していきたいと考えていたタイミングでご提案をいただき、定期的に施策を回していける仕組みとして導入を決めました。
―――以前にもインフルエンサー施策に取り組まれたことはあったのでしょうか?
谷水様:はい、過去に1〜2回、すでに大きな影響力を持っている有名なインフルエンサーさんにお願いしたことがあります。ただ、やはり単発での依頼となると、コストがかなり大きくかかってしまい、費用対効果の検証や再現性の確保が難しいというネックがありました。
インフルエンサーワークスであれば、コストを抑えながら、継続的・定期的に様々なインフルエンサーさんとマッチングできる点が魅力的だと感じましたね。
フォロワー数だけで選ばない。インフルエンサーの「独自視点」が園の隠れた魅力を引き出す
―――インフルエンサーさんの「選定基準」において意識されている視点はありますか?
谷水様:毎回十数名のインフルエンサーさんをピックアップしてご招待しているのですが、あえて「旅系」や「お出かけ系」の顕在層向けのジャンルに絞っていません。
例えば、普段は「お弁当」や「ライフスタイル」を投稿している、一見するとサファリパークとは親和性が低そうなジャンルの方々も積極的に採用しています。
―――その「異ジャンル起用」には、どのような狙いがあるのでしょうか。
谷水様:ユーザーのタイムラインが同じような「お出かけスポット紹介動画」で埋まる中、あえて別ジャンルのインフルエンサーが独自の切り口で投稿することで、タイムライン上での「視覚的な差別化」を生み出し、潜在層の指を止めることが目的です。

【グルメ系インフルエンサー @durability_0413様の投稿】
実際、春のイベントで「グルメ系」のインフルエンサーさんを起用した際、サファリパークの紹介でありながら、彼らの強みである「食」の視点から園内を非常に魅力的にレビューしてくれました。結果として再生数が大きく伸び、エンゲージメントも非常に高くなりました。
視聴者からも「ぜひ行ってみたい!」というコメントが集まるなど、「サファリパークにこんなに美味しそうなグルメがあるなんて知らなかった、絶対行く」という、新たな購買動線を開拓することに成功しました。
フォロワー数だけが指標ではなく、「その人の強み」と「園の魅力」が掛け合わさることで、思わぬ爆発力が生まれるのだと実感しましたね。
サファリパークの枠を超えて。園内営業部が目指す「付帯施設を含めた、1日中楽しめるパーク」の訴求
―――谷水様が所属されている「園内営業部」として、インフルエンサー施策に期待されている役割は何でしょうか?
谷水様:私たちの部署は、サファリゾーンの主軸コンテンツだけでなく、園内のレストランやファストフード、売店といった「付帯施設」の売上を上げていくミッションを持っています。サファリパークとしての動物の迫力や身近さはもちろんですが、「美味しいご飯やお土産もあって、1日中飽きずに楽しめる場所なんだ」ということをアピールしたいんです。
―――だからこそ、グルメ系やライフスタイル系など、多様なインフルエンサーさんが活きてくるのですね。
谷水様:そうですね。こちらから「ここを撮ってください」とガチガチに指示を出すのではなく、提供したサービスを、インフルエンサーさん自身がフォロワーに向けて、どう魅力を噛み砕いて発信してくれるかを大切にしています。
自分自身のフォロワー属性を一番理解しているインフルエンサーさんが、「フォロワーが求めている生の声」として発信してくれるからこそ、ユーザーの心に刺さり、本質的なPRに繋がるのだと思います。

【美容・ライフスタイル系インフルエンサー @halal_living_japan様の投稿】
今後の展望:季節のイベントとインフルエンサー施策を連動させ、さらなる相乗効果へ
―――今後のマーケティング戦略や、インフルエンサーワークスへの期待について教えてください。
谷水様:次は夏休みシーズンのプロモーションが控えています。特に夏は猛暑の影響で日中の来園者が減る傾向があるため、夕方から夜にかけて行う「夕暮れサファリ・ナイトサファリ」や、夜のワクワク感を体験できる「縁日」のような体験型コンテンツを強化していく予定です。
普段は夜遅くまで起きられないお子様にとっても、サファリパークで過ごす夜は特別な夏の思い出になるはずです。こうした「リアルな体験のワクワク感」を、インフルエンサーワークスを通じて、リアルタイムかつ魅力的に発信していきたいですね。
―――イベントの盛り上がりに合わせて、より戦略的に仕掛けていくのですね。
谷水様:はい。ただ案件を投げっぱなしにするのではなく、どの時期に、どんな強みを持つインフルエンサーさんを掛け合わせるべきか、カスタマーサクセスの方からもこれまでの数値をベースにした「改善点」や「新たな切り口」を提案してもらいながら、一緒に試行錯誤を繰り返して、当社のベストな再現性を見つけていきたいと思っています。
まとめ:具体的な成果と今後の期待
● 総キャンペーン数: 5件(2025年〜現在)
● 定期的なアプローチの実現:コストを抑えながら、毎回十数名の多様なジャンルのインフルエンサーを招待できる継続的な仕組みを確立。
● 潜在層を刈り取る戦略:旅系に限定しないグルメ・ライフスタイル系インフルエンサーの起用により、自社単体ではリーチできなかった「潜在的なお出かけ層」への認知拡大と動機付けに成功。
お話の中で最も印象的だったのは、動物という主軸コンテンツの裏にある「付帯施設でのマネタイズ」にターゲットを絞り、そこから逆算してインフルエンサー施策を行われている点です。インフルエンサーさんのそれぞれの個性を尊重し、その先を歩むフォロワーが本当に求めている「生の情報」として園内の魅力を循環させる。「バズ」を目的とせず、あくまで「CV(来園と消費)」にこだわる谷水様のマーケティング視点は、SNSマーケティングにおいて「真のファン」を増やす鍵になると強く感じました。夏のナイトサファリ施策に向けて、今後も全力でサポートさせていただきます!
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